居酒屋やめます      ~ぱわふるヒロコのblog~

100年先まで愛されるお店をつくりたいのです。

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その24

こんにちは。

我々のお店の閉店まで1週間を切りました、、
なんとも切ない気持ちでいっぱいです。

沢山のお客様に
「次はどこでやるの?」
「せっかく良いお店見つけたのに。。」
「いつから再開するの?」

という質問をされます。

そのたびに、申し訳なく情けない気持ちになるのと
反面心から嬉しいなと思います。

昨日も初めて来たお客様に
「気に入ったから次やる時は連絡頂戴よ」と
名刺まで頂いてしまいました。

SNSでも見ず知らずの方に
「頑張ってよ」と言われ本当にうれしく思います。

こんな風なお店が出来て幸せです。
お客様に本当に恵まれています。

お客様の多くに
「とにかく美味しい」と仰っていただけます。

我々の店は特に高級な食材を使用しているわけではありません。

高いものは旨いんです。
それは当たり前で、我々の努力から生まれるものではないんです。

もちろん、調理技術も伴う事が前提にはなりますが
普通の食材を、どう美味しくするのか
考えることはとても大変です。

必要なのは手間暇

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手間暇とは(Wikipediaより)
時間をかけ、労力・技能も十分に費やし、丹念に制作・作成する、という様子を表現する言い回し。
「手間」は労力、「ひま」は時間を指すと捉えられる。

熱いっす、、、素晴らしい。


誰が何といおうと、手作りは絶対に美味しいんです。
そしてそこでしか味わえないものになります。
これが付加価値です。

市販のものを使う事をダメだなんて思っていません。
ただし、そこにどう工夫を凝らすのか
そのお店の付加価値になるんだと思っています。

例えば
市販のドレッシングに何かを足して
オリジナルのドレッシングにするなど
やり方はいくらでもあります。

私はお客様の事を考えながら手間暇をかけることが大好きです。

これは今の職業だけではなく
営業だった頃から心がけていたことです。
そのお客様に合ったマニュアルを作成したり
POPを作成したりしてお客様に「ありがとう」と言われるのが好きでした。
そうすると、勝手にその頃扱っていた商品が売れたりしていきました。


時間も手間もかかるので
もっと効率的にと思ったりもしますが
そこは臨機応変に。

軸はそこに置くことが大切だと思います。

自分が作ったものではなくとも
作った人が「こういう想いで作ったんだ」という事は
必ずエンドユーザーに伝えるようにしてきました。

でなくては、作った方に失礼じゃないですか。

なんの根拠もなく
ただ出すだけの商品は本当に売れません。
そして美味しくなければ、良い商品でなければ
その商品の人生?も短くなるものです。

なので私は「手間暇」というものが
最高の付加価値になり、お客様にも伝わっていくと思っています。

それが長く通ってくださるお客様を作ることだと思っています。

シンプルなものは技術が大事になるので
そこも大事なポイントになるとは思いますが。


安くしたいわけではありません。
ブランドより、手間暇で勝負したいだけですね。
ブランド品は誰でも手に入れることが出来るので。
真似されやすいんですよ。
隠れた名品を探すのは面白いですが!

これが私の想う
「あるべき姿」であり不変の事項でもあります。


これからも手間暇かけたもので
お客様の舌を肥えさせていきたい
勝手に思っているおばちゃんでした。


今日はここまでです☆彡