居酒屋やめます      ~ぱわふるヒロコのblog~

100年先まで愛されるお店をつくりたいのです。

四十路女の飲食店の「あるべき姿」と「これからの飲食店」その30

こんにちは。

ここ最近、街を歩くことが多く
飲食店の方々と話をする機会も増えました。

人を削るしかなく、疲弊している人が多いと感じます。

こんなこと書くと
「やっぱり飲食はブラック」
と思ってしまう人が増えてしまうかもです。
これは昔からであり、未だに解消できていないことです。

そしてそれゆえ、良い人材が減っていってしまうという
負の連鎖になっていく、、

精神を病みかけている方もいて
「あー、、またお客さんだ。もう話したくもないし笑顔も作れない」
と考えてしまう方もいらっしゃいます。

気持ちわからんでもないです。


基本
サービス業って「縁」を作っていく職業だと思っています。

f:id:fukuwake:20201023151738j:plain
By.みつを様

上記のような形になってしまうと
「縁」が作っていかれなくなりますよね。

先月までやっていたお店は
本当にお客様との「縁」に恵まれたお店でした。

たまたま読んだブログに

喜びを縁とすれば人に、
得を縁とすれば小銭に繋がる

こんな言葉が書いてありました。

自然とやっていた事ではありますが
言葉にすると、重みがあります。


これは今回のようなコロナ関係なく
あるべき姿であれば、お客様は決して離れていかないという事だと思います。

私は本当にお客様に助けていただきました。

そりゃ、厳しい状況であったことには変わりませんが
お客様の応援に支えられ精神を保ってこられたと言っても
大げさな表現ではないと思っています。

この精神をキープするため
今、どうするべきなのか。

「縁」を作っていく仕事だとすれば
何に重きを置いていくのが良いのか。


それぞれの事情もあるかもしれませんが
良いお店の定義をしっかり持ち
そこに向かうべき道筋をしっかり作っていくべきだと思います

私にとっての「良いお店」は
■お客様がお客様を呼ぶお店
■お客様も従業員も「喜ぶ」店

でございます。

また偉そうなことを書いてしまいましたが
少し外の人と話して、
私も大事なことを忘れてしまいそうで怖い。。と
思ったので書いてしまいました。

今日はここまでです☆彡

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その29

こんにちは。

地元にお気に入りの居酒屋があります。
とはいえ、初めて行ったときに
料理も接客も良くて

扉を開けた瞬間に
「いらっしゃいませ!毎度!(初めてですが)」と
大きな声で出迎えてくださって
かなりレベルの高い魚料理を楽しめました。

f:id:fukuwake:20201021175825j:plain
鮮度命のお刺身はきちんと!ね!!

しばらくしてから、また行ってみようかという事で
行ってみましたが、、、、

スタッフが変わってしまっていたのもあると思いますが
入った瞬間から「おかしいな、、、」と思いました。


刺身もスカスカでしたし、
酒も品切ればかり。。。


たまたまと言われればそうなのかもしれませんが
お客様は同じ金額のお金を支払うので
あってはならないことです。

何より楽しみに来てくださったお客様に申し訳ないと思ってしまう。。

料理に関しては『基準』が必要だと思っています。
「こうなったら出さない」
これを決めるのは店主です。

そしてそれが、そのお店のカラーになります。


どなたかが仰ってましたが
仕入れて仕入れて、捨てて捨てて、そうしてお客様の信頼を勝ち取る」
その通りだと思います。


そりゃ今、食材ロスが騒がれていますが
だから必要な分を必要なだけ仕入れるのも仕事なんですよね。

もしくは、出せる形に変えて出すという技量をもつべきです。

ここで大事なのが
「余ったからとりあえず作る」ではなく
「美味しくいただいてもらうためにはどうするか」
という気持ちで物事を進めることです。


妥協は無し。


そんなことを考えた最近でした。

今日はここまでです☆彡

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その28

こんにちは。

ここ数か月、アルバイトさんに会えず
少し寂しい気持ちです。
私にとってお客様同様、大切な仲間なので。

社員だけで営業をやっていたという事もありましたが、、
本来ならば、アルバイトさんに働いてもらえる環境を作ってあげたかった。

実際、アルバイトさんから学ぶことも多かったです。
人と接する仕事なので身内とのコミュニケーションも非常に大事な事です。

みんな初めから何でもできるわけではなく
いつの間にか自分の物差しで人を判断してしまいがちになります。

以前にも記事で書いたように
人を残して初めて一流。

我々にとって当たり前のことが、当たり前ではないということ。
それを教え、大切な戦力に育てる。
どの仕事でも同じことです。


実際、アルバイトさんに
「野菜洗っておいて」と頼んだら
まさかの、食洗器の中に入れられたことがあり
衝撃だったことを思い出します。

その場では思わず「何やってんのよ!?」と怒ってしまいましたが
勝手に自分達が当たり前に出来ていることを相手に押し付けていただけで
私自身の伝え方が悪かったんだと反省しました。

f:id:fukuwake:20201018112344j:plain
普通はこうです。普通は。。。

まあ、そのほかにも色々ありましたわ。。
お酒の水割りを水道水で作ったり
油だらけのスポンジでグラスを洗ったり。。もう汚れを落としてるのか付けてるのか。。。

今となっては良い思い出ですけど

出来ない子って本当に出来ないんですよね。
うまくできない、時間がかかる、、

ですが、(頑張って)見方を変えたら良いように持って行ってあげられるかも。

考え方次第です。

例えば
①おとなしい⇔品がある
②手が遅い⇔丁寧

そこで、出来るだけ心がけていたのは、
①「いつも動作に品があるね。安心するよ。そうだ、あと少しだけ口角が上がったらもっと良くなるよ!」
②「いつも仕事が丁寧だね。なかなか出来ないよ。次はあと1分早くできるようになったらすごいよね」

など。
良いところと捉えて会話するようにしていました。


お客様にも知ってもらえるように
SNSで「●●さん、今日はこんなことできるようになりました!
頑張っています!今度褒めてあげてください!」

なんて紹介してあげてもよいかもです。

お客様も巻き込んで。

スタッフも大切な財産です。
こんな風なSNSの使い方もあると思います。
この小さな社会の一員だという事。
仲間なんだという事を伝えていきたいです。

レッテルから脱却させる。
レッテルを良い物だと認識してあげる。
そして、レッテルを長所への糧にしてあげられたら良いなと思います。

将来社会人として頑張ってほしい。
大学やサークルとは違い、
気の合う人たちとだけやっていけば良いという場所ではない事。

アルバイトというのは、社会への準備期間・練習期間だと思っています。

みんな素敵な社会人になれますように。
もしくは素敵な大人になれますように。
周囲にかわいがってもらえる大人になりますように。


今日はここまでです☆彡

四十路女の飲食店の「あるべき姿」と「これからの飲食店」その27

こんにちは。

最近タイトルからずれていく内容になってしまっていました。

なぜか。

私の想いは変わらないため、ここ3か月かけて吐き出してきたからです。
どんな内容を書いても
行きつくところは同じといったところ。

つまり、ネタが尽きてきたと言ってもよいかと(笑)

なので少しずれたことを書くかもです。


私は和食に携わったことがあまりなく、
急に「陸上げ(おかあげ)しとけ!」と言われても「は?」となるし、
※ゆでたりした材料を風にあてるのか?要は冷ますことらしいです。
「これ健抜き(けんぬき)しといて!」と言われても「えっと、、」と今だになります。
※鶏肉の筋をとること??だとおもいますが。

まあ、これはいいとして

なので和食に関しては若干苦手意識があります。

「やってみれば面白いよ」と言われるのですが、、
どうも長いことやっていないと「いやー、私には無理」と思ってしまいます。

昔サーモンをさばいてゴミのようにしてしまったことが
トラウマになっているのですが、、、

私の悪い所の一つに、苦手意識が強いという事があります。
得意なことはトコトン突き詰めるのですが、あまり得意でないことは
「ふーん」で終わらせてしまう傾向が強いです。

ダメだとわかっていても、苦手なものはどうしても熱が入りません。

ここ最近(ではないかもすが)SNSはスーパー苦手でした。
これで集客をと言っても
私がターゲットにしているお客様はやっている人少ないだろうと思っていたからです。

いわゆる「ジプシー民」が多いと思っていました。

あっちこっち行って、リア充自慢したいだけと。
つまりリピーターがつけにくいと思っていました。

ところが!!
お店でやっていくうちに
「ご紹介」で来てくださったお客様が「リピーター」になっていました。

「ご紹介」

これは私が非常に重点を置いているお客様です。

ここを増やすために使用すればいいのか!!!
“友達”や“知り合い”に教えたくなる!!!
そう「教えたくなる」お店。

ジプシーさんは置いておいて
「こんなに気分が良かった」
「一人でも安心できるよ」

と思ってもらえるように。
その人の友達が来たくなるようなお店。
友達ならある程度価値観が同じでしょうから、集めやすいのかも。。

こういうことが理解出来たら、私の苦手意識はなくなっていきます。

自分の理念や想いと、ずれていないから。


というわけで、苦手を出来るだけ「ポイ」するようにしています。

和食調理は頑張って家で少しずつ挑戦してみたりしています。。
ほんと、マダマダ小童ですが
もしかしたら、得意分野に活かせることがあるかもと思えるからです。


基本自分の理念とずれていたら、全く理解しようとしないところは変わりませんが。


今日はここまでです☆彡

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その26

こんにちは。

2日間ブログ休んじゃいました、、
週末はうっかり体調を崩し久々に寝込んじゃいました。
急に寒くなったりしたので、皆様も体調にはお気を付けください。。。


昨日、久々に常連様にお会いしました。

久々と言ってもOPENからのお客様ですので
あまり会って無い気はしなかったのですが(笑)

雑談も含めて、今の飲食店で
「こんなのあったらおもしろいよね!」といった内容の話をして
私にとって凄く刺激的でした。

実現できるかどうかは別にして
(多分出来ることではありましたが)
「お客様が楽しい」というテーマでの話はとっても楽しいです。

それも実際のお客様のお話は非常に参考になります。


今、お店を閉めていて色々考えるのですが
お客様の求める事って、お客様に聞くのが良いんですよね。

沢山の意見を聞きながら
取り入れられるものを取り入れて、仕組みを作る。

これも楽しいお仕事だと思います。

以前にも書いた通り我々は
クリエイターではなくデザイナーであるべき。

良い機会なので、お客様の
「こうしてほしい」を集めてみようと思います!


今までと同じでも良いのですが
「またここ進化したよ!!!」と思われた方が
お客様を喜ばせることが出来る!!!


これからの今のお店。

ワクワクしてきました!!!

今日はここまでです☆彡

※こちら読まれた方で、飲食店でこんなサービスとか
 あったら楽しい!ってことがあれば教えていただけると
 進化の助けになります!!!

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その25

こんにちは。

Go To Eat 結構大きな騒ぎになってしまいましたね。
私は当事者なので大きな憤りを感じていましたが、、、

当然飲食店側も対策を取ったようで

■予約は2名様以上
■コースのみのご予約のみ
■ポイント以下の利用はポイント付与対象外

当然こうなりますよね、、、

偉い人が
「そんなことは飲食店側で対策すると思っていた」
無責任な発言するので。


今までの記事でも書いてきましたが
私はお1人様でもお食事を楽しんでくれるお店を作りたいと思っています。


なんかお1人様はお呼びでないみたいな流れになって嫌だと思います。
お1人様は恩恵を受けれないと??

これは飲食店側に責任はありません。
こういう立場であっても公平な目で見てもそう思います。

一部の非常識且つ自分勝手な人のために
本当に楽しみたい方から、それを奪った罪は重い。

そこを認識している人が、どのくらいいるのか疑問です。

はい、ここでも「じゃあ、チケット買えばいいじゃん」と
すぐに話をすり替える方もいらっしゃいますが
ですから、そういう事ではないんです。

不快極まりない。

私はお客様を裏切ること
お客様をガッカリさせてしまう事が非常に嫌いです。


当店には沢山のお1人様がいらっしゃいました。
どの方もお酒もお料理もゆっくり楽しまれていて
私は、それを見ているのが凄く好きでした。

大人の楽しみですよね。これって。

実際に、とっても楽しそうに見えました。
私の勝手かもしれませんが。

徐々に距離が詰まり、お話しできるようになれたこと
本当にうれしく思っていました。


以前のお店もお1人様が多く
それぞれの楽しみ方で楽しんでいらっしゃいました。

でもなぜか賑やかで明るいお店の雰囲気でした。


あったかい
静かな灯りが灯っている
暖まりに来たくなる

f:id:fukuwake:20201010151414j:plain
暖炉のような、温かくそばに寄りたくなるお店を目指す

受け入れていく雰囲気がある。

そんなお店をしっかり作っていきたいと思います。


私のやりがいを守るために。

今日はここまでです☆彡

美味しい定食チェーン 大戸屋様

こんにちは。

大戸屋って皆様ご存知だと思います。
定食屋の大手チェーンです。

ここ美味しいですよね。
結構何を食べても美味しくて、今はあまり利用しませんが
昔営業だった頃は結構利用していました。

ここのストロングポイントは全て店舗仕込み

今になって思うのは、そりゃ旨いわと思います。

やっぱり、手作りって美味しいんですよ。
絶対に間違いない。

元会長の
「料理は真心、心を込めて美味しい物をお客様へ届ける」
「それがお客様との約束」

素晴らしいお言葉だと感銘を受けました。
私も全く同感です。


ですが、なんか色々タイミング悪く
コロワイドに買収されてしまいました、、、
f:id:fukuwake:20201009154240j:plain

いや、本当にリアル半沢直樹
敵対的買収が行われてしまいました。


手作りを貫いてきた大戸屋さんは尊敬に値します。

豆腐まで手作りしていたことにはビックリしました。

ですが席効率が悪く、提供スピードも他の企業より遅く
さらに人件費もかかり

非効率要素満載だったとおもいます。

効率化は恐らく経営陣の方々も、
その方が会社の運営も楽になるってわかっていたと思います。

それでも心臓部分は変えなかった。
ビジネスとしては間違っていたのかもしれません。
だからそれが数字に表れてしまっていた。

買収元のコロワイドの考えも一理あると思いますが
(工場で作って店舗に配送することを掲げていました)
もう少しお互い歩み寄って話し合い
お互いの良さを活かすことはできなかったのかと
素人ながら思ってしまいました。


そりゃ、一言で片づけられない
事情が沢山あったと思います。

ただ、個人的に残念だなと。。。

どうなるんだろう。。。と見ていましたが


これから、こうした吸収合併が加速していくかもしれません。
敵対的買収劇。

敵対的ではない、ビジネスだとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
そうですね。おっしゃる通りです。

私はその企業のブランドが傷つかず
持ち直せるのであれば、それは企業を守ることになるのでしょう。

仕事とは社会貢献であること。

無くしてはいけないものをしっかり見定めて
金儲けの道具にされないように。
これも、目的をはき違えてはいけないことだと思っています。


綺麗ごとかもしれませんが
あまり「ビジネスとはそういうもの」と思えず、、、

と思った出来事でした。

今日はここまでです☆彡