居酒屋やめます      ~ぱわふるヒロコのblog~

100年先まで愛されるお店をつくりたいのです。

四十路女の「もうすぐ一時閉店」

こんにちは。

今日は9月28日。
今日を入れて残り3日の営業です。

何かが終わるって、どんなことでも
アンニュイな気持ちになります。

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あんにゅい

昨日は、近所をブラブラしていましたが
今月末で閉店するお店が何店舗かあるのに驚きました。

学生の頃からあったお店が無くなることも
いつも通っている道にあるお店が無くなることも
悲しいという気持ちの表現では違う何とも言えない気持ちになります。

それぞれのお店で、歴史や想い(そんなもの無いところもあるかもしれませんが)
があり、どのお店にもドラマがあったんだと思っています。


これ、いつまで続くんでしょう。。


私は、今回の事で苦しい思いをしましたが
良い経験をしたと考えるようにしています。
実際にそうだと思います。

こんなことが起きて
当たり前が当たり前でなくなって
リスク管理という意味で
どのような運営・営業をしなければいけないのか
学ぶことが出来ました。


そして改めて自分がやりたいお店というものが
ハッキリしました。


こういうときでも来てくださるお客さまって
どんな人たちだろう。。と考えれば
わかりやすく分析できると思います。

そのお店が好きなお客様ではないでしょうか?

どんな業態であっても
「ここがいい」
「やっぱ、ここがいいわ」
と思ってもらえるお店。

美味しい
楽しい
特別感


美味しいは、演出で高めることが出来るので
やはりサービスも大事なコンテンツだと思います。

苦しいですが、こんな経験が出来て良かった。

今日はここまでです☆彡

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その24

こんにちは。

昨日は閉店前の最後の週末営業でした。
ほぼ常連様
もしくは、ツイッターなどで見て
気になっていて閉店前に来てみたというお客様でした。

ありがたいこと、この上ないです。
一日中、嬉しさでいっぱいでした。

私は、初めて飲食店の世界に入ったときに
そのときの社長から
「ファンを作れ」と教わってきて
それを貫き通してきました。
「お前らならできる」という言葉を信じて。
あれからもう10年近くになるかもしれません。

それは
会社とは関係なく
自分自身の財産だと思っています。

今のお店は会社が与えてくれた場所を借りて
やってきていたことです。

そこは理解していますし、感謝しています。


信じてやってきたこと
それによって得られた大事な財産。

お金では買えない
とっても大切なもの。

プライスレス


優しく、楽しいお客様達。

本当に大好きです。

誰がいらしても
こころから歓迎の意を表しています。


続けていく原動力になっています。

私を動かしてくれる
お客様に心から感謝します。

仕事をするうえで
何が原動力になるのか。

それを一番大事にして、そこを主軸にして仕事したほうが
絶対にうまくいくと思います。

それは人それぞれになると思います。


昨日は夜景(足立区)を噛みしめながら
ウキウキ帰宅しました。

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北千住の美しき夜景


今日はここまでです☆彡

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その24

こんにちは。

我々のお店の閉店まで1週間を切りました、、
なんとも切ない気持ちでいっぱいです。

沢山のお客様に
「次はどこでやるの?」
「せっかく良いお店見つけたのに。。」
「いつから再開するの?」

という質問をされます。

そのたびに、申し訳なく情けない気持ちになるのと
反面心から嬉しいなと思います。

昨日も初めて来たお客様に
「気に入ったから次やる時は連絡頂戴よ」と
名刺まで頂いてしまいました。

SNSでも見ず知らずの方に
「頑張ってよ」と言われ本当にうれしく思います。

こんな風なお店が出来て幸せです。
お客様に本当に恵まれています。

お客様の多くに
「とにかく美味しい」と仰っていただけます。

我々の店は特に高級な食材を使用しているわけではありません。

高いものは旨いんです。
それは当たり前で、我々の努力から生まれるものではないんです。

もちろん、調理技術も伴う事が前提にはなりますが
普通の食材を、どう美味しくするのか
考えることはとても大変です。

必要なのは手間暇

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手間暇とは(Wikipediaより)
時間をかけ、労力・技能も十分に費やし、丹念に制作・作成する、という様子を表現する言い回し。
「手間」は労力、「ひま」は時間を指すと捉えられる。

熱いっす、、、素晴らしい。


誰が何といおうと、手作りは絶対に美味しいんです。
そしてそこでしか味わえないものになります。
これが付加価値です。

市販のものを使う事をダメだなんて思っていません。
ただし、そこにどう工夫を凝らすのか
そのお店の付加価値になるんだと思っています。

例えば
市販のドレッシングに何かを足して
オリジナルのドレッシングにするなど
やり方はいくらでもあります。

私はお客様の事を考えながら手間暇をかけることが大好きです。

これは今の職業だけではなく
営業だった頃から心がけていたことです。
そのお客様に合ったマニュアルを作成したり
POPを作成したりしてお客様に「ありがとう」と言われるのが好きでした。
そうすると、勝手にその頃扱っていた商品が売れたりしていきました。


時間も手間もかかるので
もっと効率的にと思ったりもしますが
そこは臨機応変に。

軸はそこに置くことが大切だと思います。

自分が作ったものではなくとも
作った人が「こういう想いで作ったんだ」という事は
必ずエンドユーザーに伝えるようにしてきました。

でなくては、作った方に失礼じゃないですか。

なんの根拠もなく
ただ出すだけの商品は本当に売れません。
そして美味しくなければ、良い商品でなければ
その商品の人生?も短くなるものです。

なので私は「手間暇」というものが
最高の付加価値になり、お客様にも伝わっていくと思っています。

それが長く通ってくださるお客様を作ることだと思っています。

シンプルなものは技術が大事になるので
そこも大事なポイントになるとは思いますが。


安くしたいわけではありません。
ブランドより、手間暇で勝負したいだけですね。
ブランド品は誰でも手に入れることが出来るので。
真似されやすいんですよ。
隠れた名品を探すのは面白いですが!

これが私の想う
「あるべき姿」であり不変の事項でもあります。


これからも手間暇かけたもので
お客様の舌を肥えさせていきたい
勝手に思っているおばちゃんでした。


今日はここまでです☆彡

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その23

こんにちは。

昨日、前に管轄だったお店のアルバイトが
遊びに来てくれました。

懐かしかったし、
何よりも元気そうでよかったです。

もう、この年齢になるとお母さんの気持ちになっちゃいます。

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時々退職したアルバイトや社員が
遊びに来てくれていたので、
それが私のちょっとした楽しみにもなっていました。

あの頃はひたすら忙しく
まあ、我慢してよく頑張ってくれたな。。と
もちろん怒ったりしたこともありましたが
粘り強く真面目にやってくれたこと
本当に感謝しています。

1人は警察官になりたいと先日試験が終わったようで
一次試験は通ったとのこと!

自分の事のように嬉しくなり
彼の未来の姿が目に浮かびました。
真面目な子で正義感も強く、少し頑固で、、
最近の男の子の中では骨のある子だなと思っていました。

もう一人は、将来バレーボール選手になりたいと
キラキラしながら話してくれました。

いつかTVで俺の名前が出るように!!
俺が部活のキャプテンをやるんだ!!!と活き活きと話していました。

二人とも大学の部活でバレーボールを
結構ガチで頑張っていました。

この子たちは本当にバレーボールが好きなんだなと。
会うたびに感じていました。

毎回部活の後のバイトでお腹すいてただろうな。。

若さもあると思いますが
本当に二人ともキラキラキラキラしていました。

ちょっと圧倒されてしまった

私も今飲食業で働いていて
「あるべき姿」を追いかけて奮闘していますが
現実というものに負けてしまいそうな時もあります。

葛藤や温度差が私を嫌な気持ちにしてしまいます。

目指すべき道に進むためには
どうしたら良いのだろう

自分の信念や理想は変わりないのに
なぜ、こんな気持ちになるんだろう・・と悩むこともあります。


ですが、昨日この可愛い息子たちに会い
何かが吹っ切れた気もします。

羨ましいな、、という気持ちというより
「いくつになっても自分の理想を自信をもって話したい」
「この自分を信じる気持ちを持ち続けよう」

と思いました。

軸は絶対にぶらさない。

楽しくあること。
まずはここ。


若者よ、大志を抱け!!

おばちゃんも大志を抱くぞ!!


私の大事な、未来のお客様であるかもしれない T、Y、ありがとう。

おばちゃんはあなた達に元気をもらいました。

こんな風に、お客様に元気を与えたい。
料理と飲み物と、楽しい会話を武器に持って。

今日はここまでです☆彡

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」22

こんにちは。

昨日一時閉店のお話を書きました。

fukuwake.hatenablog.com


今月末まで残り1週間。。。
なんとか移転先を見つけたいところですが。。。

その関係で
空き物件の情報を頻繁に見ているのですが
以前に比べて、出てくる頻度が高くなっているのに加え
ターミナルの大型駅の空き物件情報にて
どんどん価格も下がってきているように思います。


皆様、悔しい思いの判断なんだろうな。。と
ひしひしと感じます。

そんな中、個人のM&Aが伸びているというニュースを見ました。

ほんと、びっくりするような金額で会社が買えちゃうんですよ。
未経験の業界へ飛び込むという事は
本当にすごいなと思いますし
以前にも書いたように、
業界素人さんの発想が事業に光をさすこともあるんだと思います。
リスクもかなりあるとは思いますが
時代は変わってきましたので
多くの人にチャンスがあると考えます。


私自身も普通のOLから突然飲食に飛び込んだので
学ぶ姿勢さえ忘れなければ
突き通して出来ると思っています。

食べることや飲むことが好きな人が
新しい風を吹かしてくれたら面白いなと思います。

まあ、簡単にうまくいくことではないのは
わかってはいますが、、、

そんな期待を持ってしまいました。

本当に商売は簡単なことではありません。

でも意外なところからヒットが生まれる可能性も
ゼロではないですよね。

「チャレンジしてみたい」

という人たちが増えていくと良いなと思います!

これからの飲食店はプロの目だけでは変わりません。

私には無い発想を聞けたりすると
楽しいだろうな~と思っちゃいました。

お気楽さんと思われちゃうかもです。

飲食は楽しいです。
ハマればハマる職業です。

もっとたくさんの人が
この楽しさを知ってくれたらいいなと思った私でした。

今日はここまでです☆彡

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その21

こんにちは。

実はもうすぐ当店は一時閉店いたします。

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一時と言っているのは
移転を考えているという事です。

沢山のお客様に支えられ、
楽しい思い出がいっぱいです。

移転先も未だ決まっていないのが
大変悔しい思いですが
自分なりに守っていきたいと思っています。

今までの自分の経験と
強すぎてしまう想いを綴ってきました。

本当にこの職につけて良かったと思っています。

人から見たら
「たかが飲食」
昔だったら3Kという職種だったのかもしれません。

友人にも
「よくやってるね。。」と言われますが
好きだからこそ、本当に続けていかれていると思います。

それでも、それに代わる素敵な出会いと
得られた想いがたくさんありました。


私はこの職業から離れることは絶対にありません。

たとえ1人になっても
自分のできる形で出来るよう
日々学んでいくと思います。

一番は気持ち。

人が幸せそうに笑っているのが好きです。

これからの飲食店が
どのように変わっていこうとも
相手はお客様であること。
ここは絶対に忘れない。

医者が人の命を救うのと同じで
お客様が美味しいものを楽しく食べて
次の日から元気に過ごせることが仕事だと思っています。

ある意味、心のケアです。

まだまだ、コロナの影響が低速するとは思えません。

一時期自炊ブームや、自宅で居酒屋体験なんてやっていましたが
やっぱり、お店で出来立てで
大笑いしながら食事する方が楽しいじゃないですか。

私は実にそう思います。
家だと限界がありますわ。


事情があって自宅で食事をしなくてはいけない方もいらっしゃると思います。
そうだとしたら、少しでもお店の食事に近づけるよう
考えることも仕事なんですね。

捉え方によっては自宅療養!


今日はここまでです☆彡

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その20

こんにちは。

当店は常連様がすごく多いお店です。
むしろ常連様しか来ていないかも。。と思ってしまう。

本当に心から感謝をしています。

先日
「今日もあのお店であのメニュー食べようと社長が言うから来ちゃうんですよ」
とおっしゃっていただけました。

このお店でこれを食べる。
これが食べたくて来る。

目的来店にできているのは
「よっしゃ!!!」という感じです。

ただ、わたくしとしては
何度も来ていただいていて同じメニューだと飽きてしまうという
不安があります。

以前のお店も常連様が多かったので
週替わりでオススメを何品か出していました。
これがなかなか常連様に評判が良かった。

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簡単に書けるものでもおすすめは頼みたくなります!変化は楽しい☆

考えて作るのは死ぬほど大変でしたが。。
(なんてったって週に1回だったので)

1品2品ならそうでもないでしょ?と思うかもですが
これを続けることは本当に大変なんです。
楽なことではありません。

ちょろっと続けることは難しいことではありませんが。


何のためにやるのか。

お客様が
「いつ来ても楽しいな」と思っていただくこと。

逆に言えば
「えー、もうあれ無いの?」と言われることもあります。

そうしたら、その情報を元に
タイミングを見て
「大好評だった〇〇がグランドメニューになりました!」
という風に出していきました。

初めての人も気になって頼んじゃうメニューになります。

常連様にとっても
「我々が美味しいといったからメニューになった!」という
特別感があると思うんですよね。


常連様が多いと大変なんです(笑)
どう飽きさせないか、考え続けることが必要です。

しっかりお客様を見て
ハードの部分の充実感を考える。

お客様に喜んでいただくために。
楽しんでいただくために。

飽きさせない商いをすること。

これがあるべき姿。
これからも。

一生勉強。

ちょっと振り返りの内容になりました。

今日はここまでです☆彡