居酒屋やめます      ~ぱわふるヒロコのblog~

100年先まで愛されるお店をつくりたいのです。

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その19

こんにちは。

今回は「知らない」って良くも悪くも
武器になったりしちゃうって事
を書きたいと思います。

まずは私の話から。

私は元営業ウーマンだという事は
以前から書いていますが
美容業界の営業に入社した当初は右も左もわからず
商品知識だけ入れて営業していました。

その商品が気に入っていたという事もありましたが
「これは売れる!」と思い
飛び込み営業もしていました。

基本は個人のエステサロンに卸していたのですが
なんかチマチマやってても、しょぼい売上しか作れないし
(本当に失礼極まりない)
営業効率も悪いわ、、、


と考えた私は、どっかいいとこないかなー
なんて探していました。

「あ、誰かが代わりに売ってくれればいんじゃね?」と思いました。

そこで売り先を個人店から代理店への営業にしてみよう
業界無知の私はアポ取りから始めました。

後からわかったことですが
業界大手の日用品・美容専門商材の大卸(商社)の会社2社に
知らず知らずアプローチかけていました。

今思うと、恐ろしいことです。

知った企業様で言うと
伊藤忠商事や丸紅、三井物産
ど素人が聞いたこともない商品を
突然「売ってください!」と言いに行ったようなもんです。

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超弱小営業が、こんな感じのところにズカズカ行ってました。。何も知らず。ここでい嫌みたいな感じで。。。

私が取り扱っていたのは、エステサロン専用の商材で
多くの人が聞いたこともない商品だったのです。
外販部隊の営業はたった3人の小さな部署だったため
組織自体も虚弱でしたので、サポートもなく自分の力だけが試される部署でした。

「お前、、、馬鹿じゃねーの?相手にされるわけないじゃん」
上司に言われたことを覚えています。
その一方で
「すげーな、、、知らないってこえーわ」ともいわれました。


結果的にはわたくしの営業努力で(てへぺろ
なんと2社とも契約までたどり着きました!!!!

売上ドーン!!!

「うそだろ、、、」と驚かれました。


その後のケアフォローも怠らず、
商社の売り先まで出向いてスキンケア体験会などの
催しも実施したりしました。

イケイケでしたね。


というわけで、知らないって本当に恐ろしいことなんです。
知っていたら絶対にとれない行動であったと思っています。


変に知識がついてしまうと
思い切った行動に出れないですよね。

自分では良いと思っているアイデア
お客様に響かないことが多くなってくることもあると思います。
経験や知識がマイナスに働いてしまう。

むしろ、業界外の人たちに意見を聞いてみた方が
良いのかもしれません。

身近な人とかから意外なアイデアが出てくるかもです。

「どうせ、話してもわからないから」と思わず
そして、どんな意見でもまずは受け入れる大きな器が必要です。


同業からの意見は
「あー、なるほど」と思うことはあっても
「は?!そこに目を付けます??」と反応することは少ないかもしれません。

そこから面白いものが生まれてくるかも。。。

サスペンスドラマで
無関係な人のしぐさや、ちょっとした出来事で
なぜか犯人に結び付くような(笑)


そんなことを考えた週末でございました。

今日はここまでです☆彡

四十路女の飲食店の「あるべき姿」と「これからの飲食店」その18

こんにちは。

私もそうなのですが、“働く女性”です。

私の実家は父が公務員で
母が専業主婦でした。

一般的な家庭像だと思います。

母は「女性も自立できるようにしなきゃダメ」
しょっちゅう言っていました。

わたくしは薬剤師か臨床検査技師になりたかったのですが
そんな金はないと言われました。

国立狙いや、奨学金をもらいながらでも行けばよかったのですが
そこまでには至れない若さでした。


私の友人は今でも現役で働いている人が多いです。

結構一人で飲みに行ったり、食事に行ったりしているようです。

ですが、なかなか入りづらいところが多いと。
私は気にせず入っちゃいますけど。
そういうところは、鋼鉄のメンタルなので。


個人的に「居酒屋やめます」と言っているのは
個食(孤食?)の人でも美味しいものを食べに来られるような
そんなお店を目指したいと思っています。

たまにご友人を連れてきて
「ここいつも来てるんだよね」なんて言われたいなと思います。
そういう時は、お酒を楽しんだりして。

私が一番初めに働いた飲食店(居酒屋ですが)では
一人客が多かったですが、いつの間にか友達になっていました。
ここに来れば誰かいる!みたいな。

そんな光景がとっても楽しかったです。

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こんなイメージでした。店員とお客様もとっても仲良しでした。辞めてからもお客様と飲んだりしました。

居酒屋では一人客は敬遠されがちというか、
(立ち飲みなどの大衆居酒屋は別ですが)
店側からしても「うーん、、、」と思われがちです。

私はそんな方々が、いつか輪を繋いでくださる
大切なお客様だと思っています。

働く女性も一人で入りやすい
もちろん男性も。


大きく勝てるわけではないかもしれませんが
たくさんのお客様に来ていただいた方が
お店としても活気が出てよいと思っています。


お料理の量も考慮し、様々な人が楽しめるようなお店を作りたいと思っています。

今日はここまでです☆彡

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その17

こんにちは。

以前に「おもて無し」の飲食店のニーズがあるという事を書きました。
やっぱまだ引っかかっているのですが、、

fukuwake.hatenablog.com


簡単に言うと、
サービスはいいから料理に金をかけるといった
シンプルイズ・どベストなお店のニーズがあるということ。

なんでもそうなのですが
中途半端が一番良くないんですよね。

例えば飲食店でも一番多く、狙っているのが
お客様単価3500円~4000円ちょいのお店です。

内容にもよると思いますが
サービスほどほど、料理がそこそこ美味しい。
ほどほど・そこそこというのは、今の時代
だいぶレベルが上がってきているので
水準は高いと思いますが。

自分がやってることも、正直中途半端だなー、、と思ってしまう。
居酒屋なので当然と言えば当然ですが。


例えば一部高級フレンチのお店は
だいたいですが、2テーブルに1人の割合で人を配置するということ。
全てタイミングや好みを把握し、
しっかりお客様の食事の時間をサポートしています。

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だからサービス料金を支払うという仕組みにはなっていますが。

居酒屋で言えば、今やお通しがこれにあたるのかもしれません。
本来の意味(諸説あり)はお客様の注文を間違いなく
調理場に通しましたよ!ということですが。

明治時代には身分や身なりを見て、そのお客様に合ったものを出していたといいます。
しかもお客様が「こういうものがほしい」と伝えていたとのこと。

飲食代とは別物だと思っていますので
個人的には手を抜かず、その店の料理の期待値を上げるものだと思っていましたが

なんか、最近はチェーン店をはじめ、おいおい、、、というような
物が出てくることが多いです。

今やチャージ料として出しているところが多いので
だったらしっかりサービスしろよ!と思ってしまう性格の悪い私です。


これもハッキリしない部分だなと思っちゃいます。
(ほんと、めんどくさいですが、私)


こうなったら、やはり「おもて無し」というのは
一つのジャンルとして成り立ってしまうのではないかと思いました。

どっちかですね、どっちか。
白か黒か。

「お水ください」
「あ、あっちにコップと浄水器あるので、勝手に取ってください」

「お代わりください」
「食券買ってください」

「こういうお酒ありますか?」
「そこに書いてるので、そこから選んでください」

こういう事なんですよね。
その代わり料理にはしっかり集中します!
美味しいものをお安く提供します!

これって、受け入れられますかね。。。。
これは極論ですが、飲食店側からすればこういう事なんですよ。


これも慣れちゃえば、受け入れられていくんですかね。。
コミュニティが希薄になっていく今
こういうことが当たり前になっていくのでしょうか??

むしろ、それが心地よいと思われる日が来るのか

難しいな~
私にはできないかもしれない。。。

どちらか選ぶってこういう事ですね。。。

今日はここまでです☆彡

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その16

こんにちは。

いつ始まるのかよくわかりませんが(勉強不足)
Go To Eatキャンペーンが開始になりそうです。

直接食事券を購入する方法と(購入金額の25%金額付与)
Web媒体(ぐるなびなど)のオンライン予約でポイント付与される方法と
(予約1人当たり1000Pt ※ランチは500Pt)

があるようですね。

東京も対象になりそうなので飲食店の方々にとっては
期待が持てるキャンペーンになります。

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そこで

選ばれる店になっているのか

が勝負の分かれ目になっているように思います。

※まずはこのキャンペーンが有効なものなのかどうかは無視します。


いや、そもそもですが、私は居酒屋経営です。

このようなキャンペーンでお客さまって居酒屋に行きたいと思うんですかね。。。
すごい疑問です。

ここぞとばかりに、いつもは出来ない贅沢なお店を
選ぶのではないだろうかと思っているのは私だけでしょうか。。。??


トラベルのキャンペーンの時も様子見ていましたが
いつもより高い旅館やホテルを選んだと楽しんでおられる利用者の記事を見ました。
それが普通の感覚だと思います。


ですが、
「これを持って、応援したいお店でお金を使おう!!」と思っている
利用者の方もいらっしゃると思います。


「お客様に喜んでもらう事」を念頭にし
一番大切なことをわかっていたお店にはそのようなお客様が来てくださる
可能性はかなり高いです。


「へー、うちにも来てくれるかな??」なんて
呑気に構えていても、ダメダメだと思っちゃいます。


私自身も、お店がこのような時に「選んでもらえるのか」
不安しかありません。自信もありません。

こんなこともあろうかと!!!
なんて考えながら普段の営業をしているわけでもないですが。


私はいつも通りの事しかできないんです。

お客様が楽しい
ここへ来てよかったと思ってもらえる
また来たいと思う
ちょっとしたサービスで特別感を味わえるお店にする

色んな事があっても結局
こういうお店はお客様が助けてくださると信じています。

何度考えてもここにしか行きつかない。

コストだの利益だのを中心に考え始めてから
私のスタイルがおかしなことになったと思っています。
一時期こんな時期もありました。

もう、自分のスタイルは曲げないと心に決めました。
これからも大事な事を忘れないように。


選ばれるお店。
人と人とのつながりを大切に。

今日はここまでです☆彡

四十路女のコロナストレスについて

こんにちは。

あっという間に10月になりそうです。

未だに報道されるコロナ感染者の話題。

コロナ差別や自粛警察、ソーシャルディスタンス、コロナ対策、、、
いくつもの言葉が生まれました。

歴史的社会現象となっていて、様々な業界に影響をもたらしています。

まさか、こんなことになるなんて、、、
本当に信じられません。


もう、若干飽きてきているのでは、、??とも思いますが
やはり未だに出歩いて飲めないというお客様もいらっしゃいます。


実際に私も、家族以外とは今はあまり外食しようと思っていません。


職業柄、何かあっては自分だけの責任ではなくなってしまうので。
特にギュウギュウ?に配席しているお店には絶対に行きたくないです。


ぶっちゃけ、外食が好きな私にとっては
スーパーストレスです。

ですが、私自身お客様商売ですので自己管理も仕事なんです。

なので、無理はしたくないという事は
働くうえで絶対条件
と言えます。


せめてお客様を出迎えた際には
自分があまり出来ないことを沢山楽しんでほしい、、
そう思いながら営業に立っています。


正直、羨ましいな。。。。と思ってしまっています(笑)

私だって、、私だって、、、、、
騒ぎたい。。。。。
カラオケも行きたい
思いっきり歌いたい
お酒を飲みながら、、、、、

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裏山、、、

今は我慢と思っていますが
限界が近い気がします。

私は長女なので、我慢は比較的得意ではありますが

このように我慢してストレスため込んでいる方々が
沢山いると思います。
真面目過ぎ????なのか、、、



早く収束しますように、、、、、

よくわからない内容になりましたが
今日はここまでです☆彡

四十路女の素晴らしき先人からの学び~トヨタ自動車~

こんにちは。

リーダーズというスペシャルドラマをすごく前に見ました。
モデル企業はトヨタ自動車

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時代は昭和初期。
国産自動車を作るという夢に向かって
ひたすら走りぬく創業者の苦悩を描いたドラマ
です。

あらすじを書いても仕方ないので
ここから学んだこと。

■良いものは真似をする

トヨタ自動車も最初は外国産の自動車を解体し
その部品を研究し、日本の環境にあったものへと変えていく。
真似して、オリジナリティを作り上げていく。
そこからのスタートだったようです。

2番煎じと言われかねませんが
良いものは真似するべきなんですね。

そこにプライドは不要。
だって、「こうしたい」という目的があれば
優先事項はそこにたどり着くことだから。

大事なのは、そこから自分たちの目的に合わせて
改良をしていくこと。

そりゃ、0から1を作れる秀才であれば
それに越したことはないと思いますが
1を10に変えることも仕事の中では大事な事だと思います。

元のものより良いものを作れな良いだけなんですから。
1が1のままではダメですが、
1に何らかの付加価値を足していき、より良いものに見せていく。

(1+@)× X(時代に合わせたデザインなど)
これが答えなんだと思いました。


■全員が同じベクトルへ進むこと

技術部門と販売部門の確執があったようです。
技術部門では「俺らは必死に日々研究し作っている。お前らの売り方が悪い」
販売部門では「技術部門でチンタラやって完璧なモノを作らないから売れない。クレームが来る」

ああ、、、最悪ですね。。。
飲食でも同じようなことはよくあります。
どこの会社でもあるのではないでしょうか?


そこで、創業者が一言

「作ってやってる、売ってやってるではダメなんだ。
 作っていただいている、売っていただいている、
 その気持ちを持たなければ良い物なんて出来上がらない。
 お前たちはいったい何をやっているんだ?」


深い言葉だと思いました。
そう、いったい何をやっているんでしょう。。。。
目的を見失った従業員たちに改めて
やるべきこと を伝えた一言でした。

現場の意見、内部の意見、
それぞれのやっていることを「尊重し」前向きに意見を出し合う。
出来るようで出来ないことです。

創業者は販売にも製造にも1社員のように深く関わっていく人でした。
こんな人、います?

私はこの「作っていただいてる、売っていただいている」の気持ち
を従業員の「一部」に伝えました。
社員であろうと、アルバイトであろうと関係ありません。
まずは相手を尊重すること。
現場では本当にこれが大事になってくるのです。

そもそも私たちはサービス業です。
身内に感謝も出来ないような人に、お客様にサービスができるのでしょうか?
上っ面はすぐに剥がれます。
それを「癖」にしていくこと。
これがプロです。


■販売の神様と呼ばれた男の一言

何よりも、カッケー!!!!!!!と思ったのが
トヨタ自動車のディーラー部門の礎を築いた男の一言

「私はあなたたちメーカーよりも、
 買ってくれるユーザーや、売ってくれるディーラーを大切にしますよ。
 そうじゃなきゃクルマは売れません」

「一にユーザー、二にディーラー、三にメーカーの利益を考えよ」


おいおいおい、、、
こんな上司います??
一生ついていきます!!!と思った。

これはあくまでも営業畑にいた私の意見です。

前記した事項と少しずれるかもしれません。

ですが、この外向けの方と、社内をしっかり結束させる人物がいて
あそこまでの企業になったと思ってます。

目的は一緒じゃないですか。

きれいごとと思う方もいると思います。

何と伝えたらよいのかわかりませんが
自分たちの事だけ考えていては
いつまでたってもお客様の心は掴めないです。

そこを念頭に置いて仕組みづくりをしていくこと。
元手がないと何もできない事なんてわかりきっています。

何を仕事にしているのか
プロとして何をしていくべきなのか。

それを改めて感じさせてくれたドラマでした。

かなり影響を受けています(笑)

佐藤浩市さん、かっこよすぎ

今日はここまでです☆彡

四十路女の飲食店と医療?電気味覚に関して

こんにちは。

私、実はこれでも
リケジョ(理系女子)です!
大学では生化学を専攻していました。
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もともと、数学と化学と物理が好きだったので
逆に文系科目は非常に苦手でした。。。

「覚えるだけ」というのがあまり好きではありませんでした。
はっきりと根拠がある結果が出るものが好きでした。

なので「電気味覚」というものを知って驚きました。
塩は電解質なので、それを調整すれば味は変わるというのは
なんとなくですが理解はできます。

顎や首元にパットみたいなものを貼り
塩(しょっぱさ)という味覚をレベル調整によって変えることが出来るという
番組を見ました。

試しにやった人たちは、同じ食塩水で
薄い食塩水と感じてから海水のようなしょっぱさまで感じていましたね。

えー、本当に??

と思いましたが

これが一般的に実現できるのであれば、
高血圧・腎臓病などで食事制限を行っている患者さんにとって
明るいニュースになります。

要は治療のために塩分を控えている患者さんにとっての
食事が圧倒的に改善されます。

私は食べたことありませんが、減塩療法というのは
結構つらいらしいんですよね。

味気ない

楽しみである食事で楽しめない
満足感が減ってしまいストレスがかかってしまうということです。

でも、この技術があれば
減塩療法であったとしても、塩味を変えることが出来れば
食事自体を楽しむことが出来ます。治療しながら。

飲食店の食事は見た目や盛り付けにも多少気を使っていますので
時にそんな食事も楽しんでもらうことも実現できそうな気がします。
楽しく食事するのが一番なので。

管理栄養士さんの手助けも必要になりますが
そんなお手伝いも出来るのではないかと。

お店でみんなと同じように(お酒は無理ですが)
同じ食事を楽しめたら、患者さんの気分も晴れていくと思うんです。

誰かのために。



食事は人を笑顔にできると思っています。
色々な可能性を考え続けたいです。

今日はここまでです☆彡