居酒屋やめます      ~ぱわふるヒロコのblog~

100年先まで愛されるお店をつくりたいのです。

人生初の居酒屋勤務~アラフォー女の再挑戦~

こんにちは。

私の勤める会社で組織の再編成が行われました。
そこで新しい上司が誕生。
板前経験バリバリの方がマネージャーとして
私の上司になりました。

今まであった中で一番厳しい方でした。

ここからが私の飲食人としての第2次成長が始まります。

当時は吐きそうなくらい辛かったですが
(実際に泣きながら吐いたこともありますが(笑))
本当に一緒にできて良かったと心から思います。

その方は「あるべき姿」を教えてくれました。

今でも私はその頃の理念をバックヤードの扉に貼り
時々見るようにしています。


「100点は当たり前。
お客様にそれ以上の価値を見出してもらって初めてお金を頂けるんだ」

それまで「出せれば正解。100点ならOK」と仕事してきましたが
それは当たり前で褒められることではなく
それ以上の行動をして初めて価値になるという事。

つまりきちんと手をかけること。手を抜かない事。

「あるべき姿」とそのギャップがある時は
とてつもなく怒られました。とてつもなくです。

その場だけでなく
「なぜそうしなくてはいけないのか」を
何時間もかけて話をされました。

言っていることはグウの音も出ないほど正しいこと。

ただ怒られすぎて(笑)
話が入ってこなかったスタッフも多かったです。
自分がダメな人間だと思うようになり
自信を無くしてしまう人も

私も当初その気がありましたが

もう少し「会話」の機会があったら良かったかもしれません。
圧力になってしまっては理解することすらできないですよね。

でも、それは「あるべき姿」を持ち
大きな理想とのギャップを埋めることができず
苛立ってしまうことも今となってはわかります。

ですが、ここを必死に乗り切って店のクオリティは格段に上がりました。

美しい料理
お客様が「わあ、すごい!」と言ってくださる
「これだけ食べてこの値段?」
と、お客様の満足度は本当に格段に上がりました。

そしてこれが私の喜びになり、
理想の形になりました。

今でもそれは忘れないようにしています。

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当時の自慢の料理!これで2200円!!!

見た目だけではなく、
お酒を飲むのだから「一口食べたときに旨いと感じさせろ」と教えてくださいました。

目の前で肉をカットして「こだわり」を伝え
お客様の期待値を上げること。

そして、その期待を絶対に裏切らない事。

だから自分の技術を磨くこと。
真剣に取り組むこと。

当たり前のことかもしれませんが、
意外とわかっていない、実行できていない人が多くいると今では感じてしまいます。

売上だとか、利益だとかの前に
まずは「姿勢」を叩き込まれました。

何でもそうですが、
「何をしなけれないけないのか」
「何をすべき職業なのか」

がないと、惰性で進んでいってしまうことは間違いありません。


「あるべき姿」
このことを念頭に仕事をしていくようになりました。

ある意味「理想」を持つことかもしれないですね。

今日はここまでです☆彡