居酒屋やめます      ~ぱわふるヒロコのblog~

100年先まで愛されるお店をつくりたいのです。

飲食店の変革について

こんにちは。

飲食店の廃業率は高い。

よく聞くフレーズです。

大手外食チェーンワタミGが
居酒屋業態から焼肉業態へ転換していくというニュースが流れました。

少し前から郊外で焼肉食べ放題店舗を展開していましたが
現和民を業態変更していくという営業方針を固めたとのこと。

会社として、居酒屋からの転換を決めたという
方向性がしっかり見える改革だと思います。
うまくいくかどうかは別ですが、向かう方向性が非常にわかりやすく
新たな目標をしっかり作り出したなと感じました。

さて、
とある記事を読んでいて、こんな事を知りました。

飲食店の廃業は業種によって開きがあるという事
ざっくりですが

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こんな感じ。

コロナの自粛期間中に自粛解除になったら
何を食べに行きたいですか?というアンケートで
「寿司」「焼肉」が大多数だったという結果があります。


焼肉や寿司って私が子供の頃は
ご馳走であったのですが

ここ最近は安価なお店や回転ずしも価格アイデア競争が激しくなり
比較的日常で利用する機会が増えているんだなと思います。

この2種に共通して言えることは
「目的来店」であること。

これがまず絶対的な強みになります。

寿司が食べたい
焼肉が食べたい>肉が食べたいとイコールともいえるかも。

私は焼肉業態は唯一ビルの上の階でも成功しやすい業態だと思っています。

逆に言うと
大衆居酒屋・ラーメン屋・中華・カフェは空中階では厳しいと思います。

中華やラーメン屋が空中階にあるのって
あまり見たことないじゃないですか。
カフェもしかり。

その業態が、上記の廃業率で高い位置にいます。
これは店舗数もかなり影響してくるでしょう。

中華は別として、居酒屋に比べ他は比較的始めやすい業態だと考察します。
ラーメンなんかは本来修業が必要だと思いますが、、、
結構YouTubeでも本格的なスープの作り方を
公開していたりしていたのには若干ビビりました。

実際やってみたら、大変ではありましたが。


話が逸れましたが
和民Gが焼肉を展開していくのはすごく良い判断だったと思います。
あそここそ、立地的にビルの空中階に入っている場所が多いので。

心配なのは、価格破壊が起こらないかという事。

薄利多売も一つの商売ですが
それぞれのものには「価値」というものがあります。
それが崩れてしまうと、また食のレベルが下がっていきそうで
個人的に心配になってしまいます。


本来、作り手さんが作ったものを
もっともよい状態で、お客様がご満足いただける状態に
加工?していくのが飲食業の仕事だと思っています。
作り手さんにも敬意を払うように。

これが食の連鎖です。


私もたまーに焼肉に行くので
和民さんがどんな感じになるのか若干楽しみではあります。


低レベルに落ちないよう。。。
切に願います。。。。


今日はここまでです☆彡

飲食業四十路女の気づき

こんにちは。

昨日、私は注意をされました。
その方は昔上司だった人です。

このブログで綴ってきた想いをしっかり理解してくださっている人です。
同じ方向で動いていると思っています。

まず、私は完璧を求めすぎる。
言っていることは正しい、間違っていない。
ですが、そんな人間が
ずっと言っている障害者雇用なんて出来るわけないと。

その時の想いを綴った記事も良ければご覧ください。
fukuwake.hatenablog.com


どこかでひずみが生まれ
人を傷つけてしまうだろうと。
それに自分も傷つくと。

相手にしようとしているのは弱者とも呼べる人達です。

私はこうでなければだめだ
というのが物凄く強い人間です。
それは全てお客様のためです。

そのお客様のためにやるべきことが
ズレると許せない私の性格では難しいと。

理想論も良いが、現実を考えなくてはと言われました。

勿論私の性格上、言い返さなかったわけではありません。
それが出来るように私も変われば良いのだと。

でも、その時に変わろうとしても遅いことに気づかされました。


決して妥協する選択肢を取れと言っていたわけではありません。
わかっています。

まずはこの熱意の温度を下げる事。
この考え方を変えないと絶対に無理だと言われました。


悔しくて悔しくて
飲みすぎて珍しく吐いてしまいました(笑)

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よっぱらい

悔しいです。お前には無理と言われたので。


ですがこうして、こんな大人になっても
今の私を分析し、言ってくれたことにとっても感謝しています。

未来に自分が苦しむくらいなら
今こうして気づかせてくれた方が有難いです。

諦めたわけではありません。


少し時間をかけて、考えようと思えた日でした。


前にお客様にも言われたことがあるんですよね。。

「大変だよね、ひろこさんみたいな人は」って。
「組織には一人は絶対に必要な人なんだけど
 周りに理解者、もしくは支えてくれる右腕のような人がいないと難しいよね」と。。

今は私の性格や考えをわかってくれていて
「ひろこさんはこういう人だから」と言ってくれる人が多いので
助かってはいますが、それを理解できるような人たちではない人達と
今の私がうまくやっていけるとは到底思えなくなってしまいました。


飲みすぎ?というより、行った酒場の酒が濃すぎて
珍しく帰りの記憶がありません。。。。


でも、言われたことは私の胸にきちんと
残っています。

今日はここまでです☆彡

四十路女の「ファイト!」

こんにちは。

誰でもファイト!と励まされたことがあるとおもいます。
この言葉を聞いて
「頑張れ」というように聞こえる人が多いと思うんですよね。

私は
「戦え」と言われていると思っていました。

なんか、曲がってるわ。。。と思うかもしれませんが
ボクシングなんかでも
「ファイっっ!!!!」って言うじゃないですか。

(たまたまボクシング観てて感じたことを
書いているだけなのですが、、)

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自分と相手との闘い


なので私は「ファイト」と可愛く言われても
「よっしゃ、戦闘態勢に入るぜ」と目をギラギラさせていました。

誰と戦うのか
他人だったり、自分だったり。。。


仕事も人生も
前に進むためには戦いと挑戦だと思っています。

自分のしたいことがあるなら
自分で考えて、その方法を模索する。
時には相手を納得させる術が必要です。


自分で自分の信念を貫き通す居場所を見つけるためだったら
私はどんな手を使ってでも
手に入れて見せる。

諦めるなんて出来ません。
そう思わせてくれたのは、沢山のお客様に会えたから。

あ、法は犯しません(笑)
ビビりなんで。


誰にも遠慮はしないし
誰にも邪魔はさせません。

性格悪いですが
私は自分のやりたいことがある時は
「何を言っても構わないけど、私のゴールの邪魔だけはしないで」
と思ってきました。


以前に比べ年齢とともに丸くなってきましたが
底に秘めた思いが時々顔をみせてしまいます。

それは、邪魔をされそうになった時です。


これが私の「ファイト」です。


皆様のファイトはなんでしょう??

今日はここまでです☆彡

四十路女の「白い巨塔」

こんにちは。

久々にドラマ白い巨塔を見ました。

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懐かしい、、
素晴らしき医療ドラマです。
当時は20代で営業としてバリバリ働いていたころでした。

営業成績も良く、正直周りとうまくやっていこうなんて
思ってもいなかった頃。

「部長だろうが何だろうが、成績あげる者の方が認められて当然」
と、かなり生意気盛りでした。

「あの人と仕事したくない」という噂まで耳に入ってきたくらいです。
社内の人間関係は最悪と言ってよかったくらいです。

あの頃に映った白い巨塔の野心家 財前教授は
やり方は汚かったにせよ、第一外科の教授まで這い上がった事を
下剋上、かっけー」となんて思っていたと思います。
そんな風に当時は思っていましたから。


あ、この辺からは白い巨塔を見ていないとわからないかもです。

同期の里見助教授は真逆で研究熱心で患者想い、
役職や組織などに、てんで興味のない優秀な医者。
いわゆる「良いお医者様」
キャラはだいぶ違うかもですが、ドクターXに近いかも。。なんて。

まあ、結局財前教授は医療裁判で負け、
さらに癌の権威でありながら、自らが癌に侵され永眠してしまうのですが
これも、自信過剰になりすぎて、周りを見下していた因果だったのでしょうか
間違いに気づくことが出来なかった、認めようとしなかった
教授という名の椅子に胡坐をかいていたんですね

この歳になって見ると、財前教授の気持ちもわかります。
もっともっと上に行きたい。
上ばかり見てしまい、身近なものに目を向けることが出来なくなっていた。
そして、何をすべき職業なのかまで見失っていきます。

権力を持つと人は変わりがちです。
というより周りの人の気持ちが理解できなくなっていきます。
だって自分が偉くて正しいと思っているから。

そして、学会出張にてアウシュビッツ収容所を見学に行くシーンがあるのですが
そこで囚人の運命の分かれ道となる線路を見ます。

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地獄への線路

あまり書きたくはないですが
片方は労働に耐えられなそうな女子供・老人・病人
もう片方は労働に耐えられそうな男性がメイン
前者は、そのままガス室行きです。

ですが、労働に耐えるといっても地獄のような扱いを受け
多くの囚人が死んでいった、、

つまり、どちらに行っても地獄という事なんです。

このシーンは、今見て重く受け止めることが出来ました。

財前教授は、すでにこの岐路に立っていたんです。
自分でも気づいていなかったですが。

嫌だ、、、こんな風になりたくない。。。。

大きな問題が起きても
「何も問題ない」と部下や患者を突っぱねていたこと。

それも人の生死にかかわる問題です。

偉そうにいきっていましたが、
これは問題から逃げているだけという事にすぎません
、、、と今の私は感じ取りました。
弱いんですよね、結局は。

優秀なのに、もろく、逃げる人だというイメージでした。

片や、里見助教授は問題から決して逃げず
自分の進退を気にせず、自分が正しいと思う事を突き通した。

のちに結果として内科部長にまで昇進します。
※ドラマではやっていなかったですが

財前教授が、恩師(最後は敵対して汚い手で蹴散らしましたが)と
ワインを開けようとしたときの恩師の言葉

ラベルだけの粗悪品には金を1円も払いたくない

この言葉がズッシリ来ました。

表向きは非常に高級なワイン。
ですが、中身は???
そこに気づいてほしくて言った恩師の言葉だったと思います。


非常に重い言葉だった。
営業やっていた頃の私も若いくせに役職はありましたが、中身がクソでした。

財前教授は昔の私。
中身が粗悪品のワインのようでした。
こんな風に映っていたのかも、、と思うと
その頃の仲間に申し訳ない気持ちになります。


今は里見助教授のように、自分の信念を信じ
それに向かって突き進んでいるつもりです。

自分は何の仕事をしているのか
使命は何かを決して見失わないように。

そのおかげで、沢山の人に助けてもらえるようになりました。
まだまだではありますが、
相手に感謝をするようになれました。


基本的にお客様第一で考えています。

そこに反することは今でも絶対に許しません。
頑固と言われてもよい。
私は偉い人たちに称賛されたいわけではなく
今、身近にいる人に感謝されたい。

その輪が広がっていけば良いと思います。


白い巨塔、、、
医療ドラマではありましたが
人間模様が非常に細かく描かれた素晴らしいドラマでした。


長くなりましたが
今日はここまでです☆彡

四十路女の飲食店の「営業最終日の歓喜」

こんにちは。

昨日はお客様の前で泣いてしまうという失態に出てしまいました。。
いや、ずるいですよ、、、お客様。。。
あれは優しさという名の暴力です(笑)

その日は新規を入れるつもりなく
常連様だけで楽しんでもらおうと思っていました。

皆様本当に楽しんでいただけたようで
こっちまで幸せな気持ちになりました。


私の好きなカラーのお花
とっても美味しいお菓子(高そうでした)
最近飲み始めた日本酒、、、


そして
皆様が作ってくださった寄せ書き
これでもう、涙腺崩壊しました。

こんなに思ってもらえるなんて
私はなんて幸せ者なんだろう、、、

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おひとり、おひとりの思いが詰まったお言葉

その中の言葉で
「人に紹介したくなるお店」
「一人でも来れるようになった」
「行きつけという居酒屋が出来た」

というお言葉がありました。

私はこの言葉が嬉しくて嬉しくて
「こうしていきたい」という想いが形になった
自分の中で達成感が生まれました。

これ、ずっと宝物にします。

昨日はお店が笑顔であふれていて
明るく活気あるお店だと思いました。


これが飲食業の醍醐味だと思っています。
お客様の幸せが従業員の幸せ。

なんのために仕事をしているのか
若い人たち(若い人だけではないですが)にも
わかってほしいと心から思います。

なんのために

私は自分のしたことで、人が喜んでくれることが
自分の喜びで、やりがいであります。


これは人それぞれかもしれませんが
私は一生それでしか仕事が出来ません

あ、お金も少しほしいですけど(笑)

自分の想いが形になり
ようやく理想と現実の距離が縮まったと思っています。

自分の信念を信じぬくこと。
何度も挑戦すること。

ダメなら他の方法を考えること。

それを感じさせてくれた日になりました。


さて、早めに移転という形をとり
また素晴らしいお客様に会えますように。

マジで皆様大好きです。

残念ながら仕事の都合などで来れなかったお客様、
新天地で毎日お待ちしています!!!

心からの感謝を込めて


今日はここまでです☆彡

四十路女の「お店の最後の営業日」

こんにちは。

今日でお店が最後の営業日です。

昨日夜も多くのお客様から問い合わせをいただき
お会いできるお客様のお顔が浮かんで
ワクワクする反面、本当に寂しい気持ちです。

最終日、良い思い出を作れるよう
精一杯の営業をしようと思います。


そして、また応援してくださる
お客様にお会いできるよう、祈りながら。。。



行ってきます。

四十路女の「飲食店のあるべき姿」と「これからの飲食店」その25

こんにちは。

熱い思いをおばちゃんが語るブログです。

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似てませんが、熱いおばちゃんこと「ひろこ」です。

昨日も多くのお客様にご来店いただき
あまりお話しできなかった方とも
SNSでつながることが出来たり

相変わらず嬉しい事が起こっています!

さて、
以前にマネージャーがいてくださった時、
そのマネージャーは調理講習という形で
若い?スタッフに初歩的な事をしっかり講習してくださいました。

このマネジャーはいつもこうして
理屈から教えてくださっていたので、

私的には本当に学ぶことが多かったです。

メニューの作り方も
「お客様が食べる、お酒を飲むことを考えて
 イメージして考えなければだめ。」と教えてくださいました。

今でもそれは軸に置いて考えています。

その想いは
「商売人を育てたい」という理念のもと
やってくださっていた事だと思っています。

いわゆる、昔の調理の世界にいらっしゃった方ですので
教えてもらうなんて事は、あまりなく
自分自身で見て、自分で練習し会得してきたのだと
私じゃ想像もできないような中で技術や信念を会得してきたのだと
それが物凄く伝わってきました。

そんな大変な思いをして会得したことを
我々はお金(給与)をもらって教えてもらっていたので
ありがたいと思わなくてはいけないのだと思います。

「商売人を残したい」
すごく好きな理念でした。

私も、お客様の事を第一に考えるように
手を抜くな、お客様を裏切るなと

現場で口を酸っぱくして伝えてきたつもりです。

でもすごく難しいことなんです。

アホみたく何度も何度も伝えていかないと
なかなか「癖」になっていかないんですよね。
今の時代、こういうやり方はついてこれる人は少ないなと思っちゃいます。
でもこのやり方は今も昔も変わらないんです。

そこに報酬が関わってくるという事を
明確にしていかなくてはいけないとは思いますが。

長く商売をやるうえで
大事な事は何だと思いますか?

あくまでも私の自論ですが
残すべきは理念を理解する「人」です。

それが無くなっていくと
向かう方向がどんどんおかしくなっていくのと
何のために仕事をするのか
理解するスタッフがいなくなり
作業のみこなす、ロボットスタッフだらけになってしまいます。

答えを見つけるために
考え、実行するためには最終目標である「理念」が絶対的に必要で
そのDNAを伝えていくべく「人」が絶対に大事だと思っています。

その理念は時代の流れによって変えていくものであるかもしれませんが
あるべきものであることは変わりません。

そこから派生して様々なものが生まれていくと
私は思っています。

この言葉は以前に聞いた言葉で
胸に突き刺さった言葉です。

金を残すのは三流
技術を残すのは二流
人を残すのは一流


偉そうに言って、私は何も残せていませんが。。。


マネージャーの想いは私は受け継いだつもりです。

これからも、この飲食という素晴らしき世界を
商売人でいっぱいにしたい。

それはお客様が喜んでくださることに繋がるので、、


今日はここまでです☆彡